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02.18 Fri


背中あたり具合を試行錯誤しているところです。

この椅子は出来上がった時の新鮮さは少ないかもしれないけど、在り続けることができる、椅子らしい椅子になると思います。


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02.11 Fri
201121001.jpg

抽き出しを仕込みます。
写真で見ると、もう完成しているようですが、ここから最後の仕上げが待っています。



このように隙間が均一ではないので、鉋を使いひとつひとつ仕込みます。
誤差は0.3ミリ程度あります。
隙間は最終的に2ミリぐらいになるように作っていますので、削る前は、平均して1.7ミリの隙間になっています。
実際、鉋で0.3ミリ削ろうとすると、何回も鉋を引かなくてならないので、数台の鉋を使い分けます。

これだけ繊細に鉋を扱いながら、完璧に2ミリに揃えるのが目的ではありません。
勢いのある生きた直線が良いです。
抽き出しの長さは60センチくらいだけれども、この直線は1キロ先を見ています。



201021003.jpg

結局、オイルフィニッシュは、夜になってしまいました。

写真では、夢を想って大事した木の豊かな表情が消えてしまいますね。
そもそもそれは、私にだけの満足なのかもしれませんね。
でも自分では、最高の満足なのです。

指先の感触や手の平の感触を頼りに、作っている訳です。
それが手仕事だと思います。

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02.09 Wed


昨日まで私用で東京に行っていました。
ついでに家具などを見たりしましたが、実際見ると微妙でその物以上に宣伝やカタログの方が良かったり。

少し感じだのは、設計担当と製作担当みたいに分けることができる範囲の物作りって限度があるのだと思います。

いっそだいたいの事を伝えて信頼できる作り手に任せたほうが、本物に近づくと思います。
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02.06 Sun
201126.jpg

木口が気になります。
いい意味で。

今日も、昨日もお店は忙しかったです。
いらっしゃる方は、どんな家具を迎え入れようか、とても真剣です。
だから、私も真剣です。
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02.05 Sat
20112502.jpg

この椅子よの座りやすやの延長にあるものに取り組みます。
そのために、以前オーダーメイドで製作した椅子を、あらためて一脚作りました。

やはり、この椅子に座ったときに背中で感じるきちんとしたホールド感は、素晴らしいと我ながらあらためて感じました。

オリジナルの椅子にできるかどうかまだわかりませんが、がんばってチャレンジしてみようと思います。

20112501.jpg

背面がポイントです。


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02.03 Thu
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楢材の木柄を悩んでいます。

焦って不本意なもったいない物を作らないように、大きな気持ちでいることが大切です。

限りもありますが、無限でもあります。

心から「いいなあ」と思えるまで。



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02.03 Thu


ようやく形になってきました。

クライアントの家に、この家具以外はイメージできませんでした。


この後、抽き出し(引き出し、抽斗)を作っていきます。
一番大切な部分(この家具では抽き出しの正面の面材)は、どの木を使うかは、一番最初に決断しています。

その表情に導かれるようにします。


この家具は、通路に置く家具なのです。
人は、この家具の前を通りすぎていきます。
そこに在る家具といった感じです。


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02.02 Wed


鉋の刃を、天然砥石まで使って刃をつけます。朝の水と鋼は冷たいです。

さっと鉋をかけた後、さらに、水引きをします。

そうすると、つるつるだった表面が、毛羽立ち生ます。

そこから400番のペーパーを丁寧に軽くあてます。
ここまでくると、目では確認できないので指先で感触を確かめながら行います。
表面が、シルキーになり、とても気持ちが良いです。

機械ではできないなめらかな表面になっています。

鉋は、逆目を止めることができる唯一の道具かもしれません。
逆目で鉋をかけても、止まるようでなければ意味がありません。
逆目を荒らしてしまうくらいなら、最初からペーパーで削ったほうが良いでしょう。

このサンドペーパーやら、便利な機械やら、技術もなんにもいらない誰でも簡単に扱える道具が、物作りと出来上がる物のレベルを落しています。

ようするに職人と物の価値を下げています。
そして使う人の生活の価値も下げています。
どうしても私には無視できないチープで悲しい循環です。
どうしてこうなってしまったのでしょう?
それは人の悲しい定めであるとも思っています。
修行のように毎日の暮らしを重ねていくことに、喜びを感じれる人がいますでしょうか。
こんなに一見豊かな日本に普通に過ごしていれば、謙虚になれないのも当然ですが。
一見豊かなだけなのに、、。

堅い広葉樹の複雑な木目は、鉋という道具が使いこなせなければ、活かせません。
奇麗に作るだけが全てではありませんが、美しい平面は基本中の基本です。

鉋という道具は世界にありますが、これほど繊細に木を扱えるのは日本の鉋になります。
日本人しか持っていない繊細な感覚があった証拠だと思います。

昔の職人はプライドがあったと思います。
ちゃんと、自分と戦っています。
人の評価の前に、自分の美学を曲げないこと。
今は、技術が売りになる時代で、悲しいです。
あくまで技術は芸ではありません。成し遂げるための術で、技です。

鉋という道具とその背景を深く知れば、
日本人の美意識の高さを、理解できると思います。
作り手も使い手も、その差がわかる人達だったのでしょう。


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そして、組み上げていきます。

ひねりが出ないように、確認しています。


20112203.jpg


2次方向も組んで、脚部の構造体になりました。
大きくなった構造も、目で見てひねりを確認します。


そうそう、
昨日は、吉村順三さん椅子が見れるという事で鐘木館まで行ってきました。
前々から、パンフレットなどを頂いていたのですが、忙しく講演会も行けませんでした。
朝なんとか時間を作り、会館と同時に観に行ってきました。

事務所の引っ越しを、修行時代に手伝っていますので、もうずいぶんの付き合いになります。
16年たったとは思えませんが、、、。
勉強会によく参加していました。
なつかしかったです。



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