安楽椅子、残すは枕のみ!
枕も試作しながら、座ってきたので、だいたい感じはつかめています。
それにしても、座りやすいです。
今まで、座って頂いた人の顔を見れば、すぐわかります。
体の反応が、おもわず出る感じです。
昼休みに、何度この椅子で眠りにおちたことか(笑)
しかも目覚めた時に、なんか体が喜んでいるんだよなあ。
この時間はかなりスペシャルだと確信してます。
こういう家具もそうですけど、説明や理屈なんて、結局どうでも良いですね。
作っている側が、難題を乗り越えるか諦めるかだけで、そこにあるってことは、生まれでたということですから。
結局は、家具にとって最も大事なことは、「どう作られたか」ではなく、「どう使えるか」ですから。
体と心が喜ぶかどうかですからね。
ついつい、年とると、頭で考えるからダメね。
あと、プロになればなるほど、マルかバツをつけたがってしまうし。
いったいどういう思想でどういう考えで、、、。そんなものは案外どうでもいいのかもね。
安楽椅子をチャレンジしてきたことで、家具の身体的に求める感覚をあらためて考えれた事は、よかったですね。
機能的なものは美しい。
美しいものは機能的とも言える。
それは、背中の曲線で学んだこと。
とことん、体で出したカーブ。それは、めちゃくちゃフィットします。
そこから、さらに杯面の形状として美しいと感じるままに作った曲線。
この2曲線は、けっこう、究極な答えでした。
それからバイクなら、人車一体っていうんだけど、使っている様が美しいということも、機能的な結果だと思います。