04.20 Wed

ドレッサーです。

奥行きは40センチぐらいで作ることが多いですが、
今回はクライアントの要望で、奥行きがもっとあります。
鏡がのるデスクみたいになります。

天板は、うっとりするような木の表情で出来上がりました。
こだわって良かったです。
昔から、堅木職人では、
木柄を決めていく根本的な作業である木取りは、一番むずかしい仕事と言われています。
切ってしまたら、やり直しはできませんから。
言ってみれば、命がけです。

20年前に、「命を削って仕事をしているんや」と、ある堅木職人が私に教えてくれました。
さて、この「命」は、どこにかかっているのでしょう。
自分の命でしょうか。木の命でしょうか。

20年前、私は木の命だと迷いなく思いました。

それから15年の月日が経ったある日、
ある若者が、その話をを聞いて「自分の命」と認識しているのに、強い違和感を感じたのを覚えています。

今、やはり「木の命」だとやはり思います。
実際は、木の生命活動は停止していて、作業は人のエネルギーを浪費している訳ですから、どちらかと言えば「人の命」を削っているかのように思えるのですが、、、。そう考えるなら、命を「削る」のでなく「与える」と思えてしまうのです。

実際は、私達のエネルギーも命の循環から得ている訳で、その循環の中にあって、
命を削って命を保存させているようなふうに思えて来るのです。

物づくりに正解はないと思いますが、ただ思うのは、人が思いを込めれる物をどうせなら作りたいし、そういう物の中で行きて行きたいと思います。
工業製品にだって感情移入できた時代はあったはずです。
問題は、作る側のプライドですし、愛情を持って接しているかです。

だから作っている側が、感情移入できるほどその物のことを生き物のような存在に思えているかどうかは、結構大事なことなんじゃなかと、、、。

そうそう、デスクと言えば、
私も、以前は大きな作業机を必要としていましたが、
今は、そんなに大きさはそれほど求めなくなりました。
無理なく手の届く範囲といったところでしょうか。

体を動かすのがめんどくさくなってきた(笑)?

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