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05.26 Wed
今回も、ワクワクドキドキです。
このチェスト2年くらい前に考え、熟成させてきました。
ありがたいごとに、ご縁が合って、製作をご依頼頂きました。

いよいよ、段々現実のものになってきました。繊細さとおおらかさを共存させたような、木の活かし方です。
とくに木の丸みや柔らかさが感じとれるようなディテールは、最近の私のお気に入りです。
201052601.jpg

扉は手前に倒れるように開きます。扉一枚一枚は、板の扉。
木目は4枚繋がっています。
繋げることは容易いですが、どう木と対話して遊びごごろのある木を見つけ出すかが、たいへんというか、これも一期一会で、求めるだけでは、出会えません。


扉には、「端嵌」を施しました。

30センチ程度の扉の反りを抑える方法はいくつかあります。
その「端嵌」という機能美が、見た目だけのデザインで出来上がっているものとは違った別次元の本物の情緒を感じさせてくれると思います。

本体は薄板ではありません。

こんなディテールは、繊細な仕事の上で成りたっているので、量産家具では無理だと思います。
ひとつひとつ丁寧にです。(時間をかけるという意味ではありません)

そんなこんなで、構造的に解決するのに、一年以上悩んでしまいました。
それ以上に「何か足りない」と探していたものが、実は自分自身の中にあったということもわかり始めました。
自分を信じるという事です。
そこまでして達成する価値があると信じてきたから、続いているという事になります。

それから、何にせよ、縁という巡り会いにとても感謝しています。
つくづくそう思います。
出会いや出来ごとを、奇跡のような出来ごとに感じるくらい、当たり前なんて事はありません。

だから今、物という造形を、生命の美しさによって精一杯輝かせたいと願うように思うのです。
「お願いだから輝いてください」
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