armrest chair / teak oilfinish
持ち帰ってきた椅子を、すかさず玄関に置いて、まじまじ見てしまいました。
工房やショールームで意識して見ている時とは、また少し感覚が変わります。
この椅子を眺めながら、お酒を飲んで、、、
家族もいっしょに。
座面の仕事(素材と加工)を、どうして欲しいのか、この椅子に相談するのを前々からとても楽しみにしていました。
もうこの時点では、ボクの中では、ほとんど決めているんですがね(笑)。
よくわかりました。
はやく座れるようにしたいと思います。
数年前に作った籘のチェストは玄関に置いてます。
籘もナラの木も、少しは飴色になってきました。
ナラのチェストですが、この籘を編み込んだ框扉は、世界中に、まだどこにもないと思います。たぶん。
框で剛性もしっかりしていますし、編み込みは通気性も高くあり、日本の気候にとてもあっています。
ぼく自身は、
おばあちゃん家の座敷にあった、安楽椅子の艶やかで深くなった色あいはもちろんのこと、
しなやかな素材と相反するキリっとしたきちんとしている感じが、とても好きでした。
まだまだその美しい家具になるまでには、時が必要ですね。
ぼくが作るのは、あくまでも構造がシンプルに形になった普通のもの。
今では、残念ながら普通にあてはまらない感はありますが、本来とても普通の仕事。