03.17 Fri

メンテナンスをしたテーブルをお届けに伺いました。
数年ぶりです。






22年前に作ったベンチ。エントランスに似合うように、その当時の僕が精一杯考えて作った家具ですが、ずっと活躍していてくれて、「太さに悩みに悩んだけど、ホント良かった」と思えて報われます。


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ダイニングテーブルもメープル。長さがあるロングタイプのテーブルですが、どこまで奥行きをタイトにできるのか、かなり悩んだ記憶があります。



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独立したての頃はとくに、厚みもそうですが、悩むことは多くて、本物の素材感を消してしまいかねない仕事にだけはしたくなくて、、、色気のある佇まいなど何がなんだかイメージはハッキリあるんだけど、それを現実にする確かな術がなく、未熟ならでの迷いがたくさんありました。

それでも心のトキメキだけはハッキリあって、そのモノサシだけが頼りで、今まで家具を作ってきました。
22年前とはいろんなことを経験し、いろんな素材や寸法は、知らぬものではなくった今もその先にある見ているものはまったく同じだと確認しました。

このテーブルでのパーティーに誘ってもらったこともあったり、
若い僕を育ててくださった人です。
同じところを見ている人ですし、だから、いつも楽しい会話ができていたんだろうと思いました。
それは世代を越えて関係なくて、インテリアが好き、それを一番の趣味になっていて暮らしになっていて、
「あー、僕は究極の趣味として家具づくりをしているんだな、、」と。

本当に感謝なのです。
「なんか素敵な家具を作って欲しいんだよね」「何を作るか決めてないんだけど」「とりあえず来てみた」
とそんな方々に支えられて、ものづくりをさせてもらい、たくさんの喜びに包んで頂いた。

ここはいいよって紹介やずっとずっと昔から、知ってくださっていて、ようやくタイミングが来て相談に来てくれたりと、ちゃんとしてるなーって思うのです。


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最近、僕もコーヒーよりエスプレッソを好むことが多くなってきたのですが、
もう30年使い続けている歴代の道具がならんでいて、ガスの火の使い方とかも、まるで古いバイクを乗りこなしているようなリアリティーがあって、心が高まりました。



本物のカンパリのペンダント。
ほんといい。なんかいい。これがいい。揃えたインテリアじゃなくて、いつものにかその人やしい家になっていて、デザイナーや職人の存在は消えていて、僕の作ったテーブルもちゃんと消えていて、、、
どこにいったのかと思うと、夕方の青い光の中に静かにちゃんと存在していて、暮らしの一部にインテリアの一部になっていました。
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ソファの使い方も好き。ソファのある部屋作りというかインテリアというものですよね。

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インテリアのアイデアもそうだけど、手作りした部分がすごい。流木だって拾ってくる。

この雛人形もほとんど手作り!
引き出しのある家具も作られていて、「引き出しって難しいねー」って。
先日、お店に来てくれた時に、天井まで引き出しのWall chest(先日納品)を「これはすごいね!なんて素敵なの!」って実感がこもっていたのも、そういうわけ。
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花車のタイヤはなんだと思う?
ボビンなのよ!よく見るとなんて綺麗な形をしているんだろう、、ボビンって。



また、今度椅子を持って遊びに行こう。

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12.23 Fri
大川さんの住まいへ伺いました。



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光が綺麗で しっとりと湿度も気持ち良く、しみる。
そして、あたたかい。

それは温度とはちょっと違う、寄り添った温もりのようだ。

素材たちが生き生きとしている。

猫も。

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08.20 Sat
西尾市まで採寸に伺いました。
ダイニングテーブルのサイズ感を計測ということ以上に、住まいの雰囲気を見させて頂きました。
厚みを感じる漆喰の壁で仕上げられたお住まい。






ダイニングからの眺め
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縁あってこのテーブルを見つけてくださり、ご相談にいらっしゃっいました。2022082004.jpg
O house mizunara raining table

2400mm程度のサイズのダイニングテーブルを探されていて、
なかなかグッとくるものと出会えずにいたそうです。


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耳付きにこだわってはいないということです。
お住まいを見させて頂いて感じたことは、
旧家のもつ時間の蓄積の魅力と左官仕事の重みと美しさが、すでに存在しているということ。
庭を眺めるような時間が、食という時間の背景に感じられそうなお住まいでした。

本物の自然素材の良さを、品よく家具に集結できればと思いました。




旧縁側は、一段低く土間となって、リビングとダイニングがつながっていました。
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参考に持参したイージーチェア。この椅子とどんな調和があるのか確認をしたかったのです。
休日を過ごすような雰囲気に。
心地の良いダイニングチェアを作りたい。

色の濃い木なのか、白い木なのか、、、それよりもまず、材の雰囲気が良くなければ何も始まらない。
色味は決めずに取りかかりたいと思います。
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02.07 Mon
スタッフののぞみさんの手伝いに行ってきました。
いつもいろいろ手伝ってもらっているので、少しでも良くなればと手伝い。

オフホワイトのペンキで壁面を仕上げると、とてもスッキリした窓が現れ、大きく育った窓からの木々がとても印象的に感じました。

長さのあるブラインドを取り付け。
窓の内寸法ではなく、天井から窓を覆うようなサイズがこだわりなようです。

暮らしを整えることは、得意なこと。

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自作の半円のコーヒーテーブルとパントンの照明。

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かなり良い雰囲気になりました。
壁面の小さな飾り棚などを計画しているようで、ぼくも楽しみです。
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06.08 Tue

くるみのドアを取り付けに半田市へ。
真夏日となった本日、午後からの日差しがなかなかハードでしたが、取り付けが終わり掃除を終え工房に帰るときは、
現場がハードであればあるほど、軽やかに爽やかになるのでした。

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ガラス戸の向こうには、大谷石のカウンターが見えています。

クライントは、代々の工務店さん。
ご自宅のキッチンなどを製作をさせて頂いたのが懐かしく、また一緒に仕事ができたらいいですねーと。
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06.05 Sat
リフォームのお手伝いをさせて頂いたKさん宅へ、ソファの打ち合わせに伺いました。
お店のソファを一泊二日で使ってもらいました。

家族の意見も含め、どんなサイズや形態がベストなのか、この半年あまりの間よく考えて頂きました。





コテ押えの漆喰の空間。
壁と天井の合さる部分や、壁と床の合さる部分、などなどシンプルに良い。
いたるところで左官の良さに浸ることができます。





製作したキッチンの背面の壁に設置したアルミ棚には、絵が飾られていました。

カウンターの壁の天板は、木と悩んだ結果のアルミ天板。
存在を消しながら、丈夫な天板が漆喰をカウンターにしてくれています。


Kさんと将来のお話をしながら、しばしテーブルで寛がせて頂きました。

生活が豊かになっているのを見られるのは、
仕事をさせて頂いて、本当に良かったと報われる思いになります。










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テレビ台のブラックチェリーが、いい色に変化していました。
とくに、チェリーは色の変化が早い。

縮み杢が、美しく出ています。

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11.30 Mon
昨日は オープンハウスが無事終わりました。
ありがとうございました。





あらためて、まとめ、ご紹介させて頂きます。
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11.27 Fri
日曜日にオープンハウスを予定しているKさんの現場。
照明が取り付けられていました。

うん、なんか嬉しいです。


洗面台の鏡も予想どおり綺麗に収まりました。




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去年の夏のことでした。

ご自身が1級建築士ということもあり、僕のところに家具の相談にいらっしゃったのがきっかけでした。



Kさんは、最初リフォーム会社に注文しようと考え、年末までに完了するスケジュールで進んでいらっしゃいました。

お話し伺っているうちに、何かをふっきたKさん。
パーン!と、清々しく何かをふっとばしました。
僕は、それを感じて鳥肌がたっていました。

その夜、楽しくて眠れなかったと、伝えてくれました。
もう、ワイチェアだけでも注文しちゃおうかなーって。
その時は、長い四角のテーブルに6脚のワイチェアをイメージしました。

僕たちとの改築の計画に始まりでした。

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今日、現場で見たイサムノグチの照明は現実でした。

いよいよ、日曜日にオープンハウスです。

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11.17 Tue
今日は、このテーブルを納品するお住まいで建具を取り付け。
オークの床のソープフィニッシュ塗装を簡単にレクチャーさせて頂き、クライアントさんが一緒に現場で塗装をしています。

お子さんも学校から帰って来て手伝っていました。
親子で床を塗装しているのが、なんか良い感じでした。



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建具も取り付け致しました。
ガラスもはめ込み完了です。


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11.05 Thu
K house renovation

現場でした。

壁の漆喰が塗りあがってきましたので、家具の最終取り付けと現場仕上げにはいりました。


もともと腰上からの窓でしたが、窓をハイサイドに壁面量が増えています。



壁面には壁掛けのテレビを設置する場となり、チェリーのテレビ台を作り付けします。
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既存の掃き出し窓の前には、障子になり、テレビ台と取り付ける側面は、引き込みできる壁となっています。






キッチンは漆喰とシルバー系の金属を用いて空間を作っています。
木の主材は楢。


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キッチンの背面食器カウンター

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養生をめくり、扉をはめ込みました。


明日も引き続き仕上げを行います。
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