夕方
すっかり秋らしくなってきた今日この頃ですが、私の頭の中は、相談頂いている家具の構想で、わりと忙しい。
設計という感じではないですが、何がいいんだろう? と考え尽くしています。
考えるというよりは、むしろ、探している。
どんな座卓がいいんだろう。
どんなチェストがいいんだろう。
そもそも、どんな存在がいいんだろう。

クライアントの部屋を仮想し、家具をあれこれ移動し、イメージのモノを置いたり、座ったり、歩いたり、珈琲を飲んだり、眠ったり。
仮想できないことは脳内フィルターでカバーし、あらゆる手を尽くし、見つける。
在るものを選ぶのではなく、無から生む。人が違えば家も違う。
ベストを尽くして、見つけていけば、将来に繋がる家具ができるかもしれない。
何が在るといいんだろう、、、。
形づくられないが、まるで、掘り出していくようなプロセスである。
だから、いつ発見できるか言えないのだけども、許される限り掘ることを、諦めない。

研究を重ねている安楽椅子も、仮想空間に登場させる。
みんなに、座ってもらい、また探す。