
52~55ミリくらいの厚みのブラックウォールナット材です。
縁があって手に入れた材ですが、この材が活きる場へ迎え入れて頂けるように取り組みたいと思います。
この材は、節が入った比較的重たく堅い部分です。
まあ、節などくせがある部分が多いということは、材料としては素直な材ではなくなってしまいます。
木裡も複雑で刃物の引きも重くいろいろと対応(対話)しながら作っていきたいと思います。
将来にわたっての材の狂い(動き(も、むしろ望んでいるくらいです。
その自然の曲がり具合なども取入れれるくらいの家具にしていきたいと思っています。
今回は、前々からご依頼頂いていた小さなロテーブルを作り始めました。
800丸で、厚みは45ミリ程度を目指します。
仕事の種類、行程は少ないものの、ひとつひとつの重みが違います。
もともとは、ナラ材の節材を探していたのすが、グッとくるものと別に出会ってしまいました。

夜、設計している時でも、材料の香りや感じが、とてもリアルにそこにあるかのように思い出されます。
それだけ、惚れ込んでいるってことでしょう。