
体をしっかり支えれて、安定して座る事ができる椅子の依頼。
それは座ることのエクササイズが目的でもあるので、
療育センターの専門の技師の方々と相談しながら、完璧な機能的な椅子を目指します。
それと対極な事かもしれないが、人肌に近い、または、リビングにあっても違和感のない普通の椅子の姿を目指します。
クライアントは、次女。
技師の方とのお話の中で
僕が、印象に残ったのは「デンマーク製の車いす」の美しさ。
それと、僕の中で完全に確信してしまったことがある。
それは「人肌に近づける」こと。
水分や空気の流れを止めない自然素材は、やはりこの分野も普通に活かせそうだ。
寝たきりなどの方の床ずれなども、湿気なども原因であげられるらしい。
「車いす」はどんな姿をしていようが、「椅子」でも「車」でもなく
「足」。
だから、
どんな姿だろうが、関係なしに、かけがえのない物である。
でも、クライアントはみんな思っていると思う。
少しでも「お洒落」だったらいいのにと。
究極の機能美を目指して、出発です。