4年ぐらい前から、このテーブルを何度か提案をしてきたのだけれども、脚の位置が特徴的なので、今まで作ることはなかった。
デザインを優先で家具を作らないので、そうなるわけだ。
クライアントは、二人の息子さん。
ご両親に贈るダイニングテーブルです。
と、ブログ書いていて、お〜〜鳥肌が、、。
このテーブルでお茶を飲み黄昏れているのを、夢で見ました。
図面での検討は何百回もしていおります。製作中に検討する部分もある。それは関係性なので、この木から始まりつながって辿り着きたい。

ぼくの工房で7年目の片田くんが、一生懸命作っております。
信頼できる作業内容と、立ち止まり「宮嶋さん、ここはどうしたらいいですか?」と悩みどころもよく心得ていいます。
悩むところはとことん悩み、そして悩まないところはただただ黙々と作る。
彼といっしょに重ねてきた仕事(家具)は、工房には存在していません。
クライアントのそれぞれの暮らしの中で活躍している(と思う)からです。
彼らとでなければ、仕事は、ひとつひとつ感動を持って完成はできなかっただろうと思います。
悩み成し得たひとつひとつの家具と、その切磋琢磨のプロセスは、家族と同じぐらいの大切な財産になっています。
これからも、
ひとつひとつの仕事に一生懸命向き合っていこうと思う。