

脚となる板、おおらかな曲がりをそのままに形を整えました。
新発見。
雨だったり晴れだったと、湿気の変動が大きく 肝心の接合部の仕口の加工は、あえて後回し。
屋内とはいえ、多少だけど天候と相談することもあり。

一日の仕事の終わり。
夕日が差し込むのを見て、何より「今日もおつかれさん」と言われているような気がする。
あいさつでなく、心のこもった「おつかれさま」と言ってくれる人は居なくとも、十分、一日は感謝の中で終わる。
何をしたかを全部、知っているのは自分だけだから。
今日も、がんばる明日を迎えられそうです。
納品前の家具でいっぱいになっているなあ、、、。

なかなかの厚みがあります、8センチぐらい。1400mmサイズの天板にこの厚みなので、とても新鮮に感じました。
とにかくどっしりしていて、キッチンで使うワークテーブルとして、タフに使い込まれていくのを想像しただけでも、楽しくなってきます。
今回、使ったこの楢の木は、もう何十年も前に製材された言ってみればビンテージもの。
ちょうど、一枚の板から2枚確保できる、このために待っていたかのような無駄のない美しい木取りができそうでしたので、いいのができるならと思い、思いきって使いました。
ぼくからの、このテーブルへの贈物です。

先月には、この安楽椅子のフレームが完成しており、勢いをつけて一気に編み上げたいところですが、
シーズンということで籘の素材がなかなか入ってきません。
通常のものは、まだ手に入るようですが、ぼくの好みの籘は、このメインシーズンである夏には、全然優先されないようで、いわゆるメジャーでないものは、そういう節もあるのでしょうがないですかね、、、。
このフレーム、なんと今回もチークです。思い描いている肌触りがあり、かなり良く出来上がりました!
こういうの簡単そうで、案外できないもんなんですよね。
今回もオイルフィニッシュする油をちょっと変えてみましたが、大成功です!

胡桃の一枚板ですが、なんとか天板は形になりました。
いや、最初から形があるわけだから、整ったというべきか、、。
できるだけ、木の形そのままを天板にしたいと思っており、それでもどこまで平面にするか、対話の中で見極めていくプロセスは独特です。
脚に使おうとしている一枚板は、異様に反っていて、どうしたもんだか、、、。
ノープランというわけではないのですが、あまりかまえないように、取り組んでいます。
いい意味でなるようになるかな(笑)って。

これ、すごいです。先月から進めているキッチンのカウンタ−テーブルの天板です。
なにせ、厚みは8センチぐらいあり、共木で2枚並べた重圧感のある天板になりました。
今までにない家具になりそうです。
全体的に、作業テーブルらしい機能的な構造にしたく、デザインをどうしたもんか心配でしたが、
この天板のおかげで、あまり悩まずにすんなり形を決めれました。
何十年経ったときに、すごく魅力を増しそうな予感です。

胡桃の一枚板を平にするべく削っておりますが、
ちょっと落ち着かせながら進めています。
ちょうど、重さのあるナラの2160mmの下駄箱本体が、重しになっております。
木の家具は反るのは当たり前で、それは問題ないどころか、むしろ良さになることは多いです。
ただ、加工中はできるだけ反らせたくないのが正直なところ。