10.31 Sat

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突然、寒くてストーブをつける。
床がコンクリートということは、木の床やカーペットとは大違いである。、、と、冬になると強く思う。
だから、脚の裏や手直接伝わる温度や、もっと言うなら肩から背中から、、、。
ぼくが好んで使う素材に革がある。これは思うより冷たい。しばらく冷たい。
逆に籘は、温かい。人肌と同じではないか?と思うほど。
同じ空間にあって同じ温度だとしても、やはり熱を奪いやすいかどうかである。
冷たい紙一枚は冷たく感じないのである。熱量が全然違う。

いろいろと現象を考えていくと、そうかっそうだったよな、、と世界共通の重力のような必然的なヒントに気がつく。
そのヒントから心地の良さに辿り着くし、それしか人間も他の動物と同じであるという自覚を持てないのかも。。


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10.31 Sat
木の塊



なんだろう?この美しさ。なんの機能も目的も担っていない木の塊。
年輪に沿って、われが入っていて、そのまま成っている。眺めているだけで、不思議な安心感のような落ち着きを与えてくれる。「これ、かっこいいですね!」という方がいて、「これ、かっこいいんですよー」と変な会話が成り立つ。
ひょっとして、この気持ちのまま作るということを、今までしてこなかったのかもしれない、、、と、思ってしまうほど凹む。このまま、ありのままの感動とはそういうもののようで、心が洗われる。
いつの間にか、家具というジャンルのようなものに、捕われている自分がいて、家具として満足いくものを作るノウハウや創作のスパークと経験による職人技が積み重なり、どんな条件でも良い家具を作るプロになってしまったぞ、という自覚と、それを壊したいという何かがある。


ぼくが作るのは商品でなくて、目の前のクライアントの心が求めている家具。
だから、そこに精一杯のぼくの出来る限りの結果を届けることに、努めている。

この塊をみて「これ、かっこいいですね!」ということから始まる。

だから、そのままを家具にできないのだろうか、、、。

家具なんだけど、家具という境界を越え、もっとありのままの喜びと一体になりたい。
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10.30 Fri
これ新作の丸脚。でなくって、新作のソファテーブルの脚。

思っているものを削って形まで持っていくのは、絵を描くのと似ている。

脚だけでも、すごく気にいっております。



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10.29 Thu
先日、刈谷市のクライアントのもとに、出来上がった下駄箱を取り付けに行ってきました。


以前、テーブルやチェストなど作り使って頂いており、
暮らしに大活躍している姿を見る事ができ、クライアントの暮らしに寄り添い、ワンオフで作っていく家具の良さ、使ううれしさをあらためて実感をいたしました。


自分の作る家具の中でも、クライアントにより合う環境により合うものを使ってもらえたらと思い、何がベストなのかよく考え作るようにしていますが、これからも何が良いのかを、感じとり、家具にしていきたいと思います。



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Shoe cabinet / Nara oil finish















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10.23 Fri
玄関に置きたいというご依頼。
鏡です。


枠のディテールを検討。
チークで作るの前提の形です。


ぼくの家で、もう30年以上使っている姿見は、とてもいい感じ。
素材はパイン(欧州赤松)。
30年もともにいるだけあって、その存在の普通さはとても普遍。
たぶん、これからもず〜と使い続けていくと思います。

どういう形かっていうと、いたって普通です。


いつも家にある使い続けている道具と使い続けていない道具との違いを、念頭においております。


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10.22 Thu
洗面台の本体がある程度の大きさになったので、お店に移した。
お店は、2400mmの天井と2600mmの天井の2つの空間になっている。
入ってすぐの空間は、納品前の出来上がった家具を整然と保管しつつ、最後の仕上げや完成に至までの安定した保管場にもなっている。
ちょうど2400mmの天井の高さで、今回の洗面台を配置する天井高と同じ。

さんざん、検討した上での吊り戸棚の大きさであるが、現物を前にさらに検討を重ねることをする。
ひょっとして?という不安がないわけではないが、どちらかと言うと、「早く見てみたい」という気持ちのほうが強いかもしれない。


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鏡はとりあえず、自分の家のものを代用し、吊り戸棚との関係を検討。



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そうこうしていると洗面器も届いたので、よりリアリティーのある中で、検討を重ねることが出来た。
この洗面台は、既存のサイズより300mmほどワイドに大きくなっている。(鏡より左の部分が約300mm)
その効果は大きいと実感。
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10.21 Wed


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太陽の日射しが、何十年と時間を重ねた松の床を照らす。
周辺が、あたたかな黄金色になる。

そんなあたたかさに包まれるような家具を作り、そんな家具とコーヒーを飲む時間を作る。

家具が好きだ。
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10.19 Mon
工房の活気はどこからくるんだろう。
気持ちが良い方へ向く。

体を動かすからなのか、手を動かすからなのか、、、
心も温かく動いていく。

それは、木で作る音や削る香りであり、生まれる場だからなのか。
今までもこれからも、ただただ作り続けていく。
それは呼吸のようなもの、鼓動のようなもの。

作り手だけが立てる神聖な場所。

知識は情報でなく、活用するもの。
大きくなれば重いし、仕事した分汚れる。
失敗すれば自分が痛いし、うまくいけばうれしい。
技術よりもメンタルが物の魂に直結している。
吸って吐く。吐いて吸う。
繰り返しのようでいつも新しい。

工房の営み

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10.18 Sun
有名なハーブのお店。
ポプリに興味を持っている長女はとても楽しそうでした。
興味を持って、楽しみをどんどん見つけていってくれるといいなあ。

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名古屋から車で3時間ほどで、東京まで車で行くことを考えると、とても気が楽な距離です。


お気に入りのペンションでディナーの予約がとれたので、夜ギリギリまで八ヶ岳に居ました。
夜が暗くて火が温かい。



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10.18 Sun



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夕方、たまたま通った道。   すごく得した気分♪ 
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