

Living chest /black cherry oil
新しい手かけのデザインです。
大きめの丸という形をモダンにとらえてみました。
手かけを触れるたびに生活の質を上げてくれそうな気づかいと品のあるものに仕上げたく、実現するまでに地味に数年も時間がかかってしまいました。
エンピツの可愛らしさをモチーフにした真鍮や鉄のツマミを実現してから12年も経っています。
ようやく新しい家具の目が増えました。
楽しみにして下さるクライアントに感謝です。
リビングチェスト、このあと脚の製作。
大きなリビングチェストとなります。

図面で伝えにくい部分や写真には写らない部分に、何かと工夫と技術が隠れている。
クライアントは家具が出来上がるのを楽しみにしてくれてブログを見てくれたり、
打ち合わせにも何十時間もかけて来てくれたり、唯一の存在として選んで下さる。
家具のことも、インテリアのことも、技術のことも、好きでプロとしてお仕事にされていたり、
何かとそれぞれの世界に詳しい方も多い、いろんな人がそれぞれ一生懸命がんばっているんだなあ、、
と思います。
僕も真剣に家具作りに取り組んでいますので、
それぞれプロとして活躍されている方たちの努力や知恵は
本人しかわからないとてもコアでとても想像力に溢れているだろうと、
容易に想像できます。
だから敬意を持ってしまいます。
一人の人が一生かけて取り組んでもたどり着けるかわからない道を行く人への敬意の話でした。