06.29 Mon


出会ってから、もう18年近く経つのだろうか。
洒落た人で仕事の先輩でもあって、建築や生活やお店の先輩でもあるSさん。

お仕事は現役の時から建築業でもあり、ギャラリーも楽しみながら営んでいて。

二年ぶりに、突然電話があって、椅子を作って欲しいとのこと。

体が言うことを聞かなくなってきて、、、。



今の状況を見て、採寸して欲しいとのことで、久しぶりにお会い出来るという嬉しさもあり、早速伺いました。
息子さんも東京からテレワークで戻られていました。

椅子に座っていると、体が傾いていってしまうから。
クッションで補ったり。機能をいろいろと試行錯誤されていました。


先輩であるハイカラなSさん(婦人)は、
「ごちゃごちゃいろんなものは付けたくないの、、」




美しくいたい、伝えてくれました。

がんばらないと。






今日は調子がいいの ということで、お昼にはお店にカレーを食べに来て下さいました。

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美しく楽しく。
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06.28 Sun

少しづつ、必要な時間を経て、お客さんの活動と気持ちが戻ってきたようです。
二週間ほど前から、現場も連続で入り打ち合わせも含め、たくさんの人と会っています。

自粛期間でゆっくりと進んでいたものが、じわじわ動き出し、
目まぐるしいほどいろんなことをしている毎日です。


本当に必要なことは、人のワクワクする気持ちだったり。
やっぱり、笑顔っていいものです。





がんばらないと!って思うようなそんな相談が、僕ら作り手の気持ちを動かしてくれている。




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06.28 Sun
チェリーのキッチンを進めていく中で、
作り付けのソファづくりも協力させて頂きました。

エル型での配置のソファということでした。
端に余白を設けコーヒーテーブルと一体になったラウンジソファへ。
座りやすいソファとしての寸法を設計させて頂きました。
メープル天板は現場に支給し、必要なボリュームクッションの製作をしました。


中庭に面した窓からは風が抜けていました。
庭にとても近いソファとなり、造作ソファならではの良い心地があります。










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隅のエンド、メープルの天板の収まり。


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くつろぐためのクッションはコットン。

Lounge sofa  / maple oil finish / cotton 3,6M×2.7M
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06.27 Sat
cherry lino kitchen/ W3400mm
black cherry oil finish / SUS / linoleum / ih take

松原さん設計の蒲郡市のお住まい。

松原さん、クライアントさん、工務店の倉田さん、家具の私たちと。
キッチンの打ち合わせも、現実的で、そして夢があって、有意義で。
家具作りをしていながら言うのも変かもしれないが、家具より住まいや暮らし全体を想像することが好きである。
いろんな住まいがあって、家や暮らしに関係することは、本当に面白く感じる。
棚一枚すら、愛おしい。
そこには、愛という前向きな時間が流れていて、いいこともそうでないことも全部、生きる味わいにしていこうっていう気持ちがあって、心軽やかに成長していこうって気持ちが溢れ出ている。





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いい気持ちってなんだろうな。
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06.26 Fri

長さ2000mmほどの下駄箱。




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06.25 Thu
横切り盤の精度がとても良い。
どの機械もそれぞれ癖がある。その癖を知ったうえで、
当たり前のように感じるほど、常に良い状態を保つことを、続けている。

どんなにボロでも愛情をかけると、新しい命が生まれるかのように変わる。
ただ、その素質は変わらない。





木も同じである。
素質は変わらないけど愛情で、命がふきこまれる。
道に転がっているような石さえも、そこに気づいた人が愛を注ぐと、道に転がっていた時とはもう違う。

輝いて見える価値を見つけたときは、心が前向きになる瞬間である。

それを輝かすことができるかどうか、いつ輝くかどうかは、その人が地道に愛情を保てるかどうかという、結局のところ愛が肝心である。


日々の思うように行かないことも痛いからこそ、生きることは愉しいことだと気づけるように目を向ける。
可能性はたくさんある。

他人を下げるより、自分に投資をしていたい。

という独り言。
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06.22 Mon
大川さんの住まいに納品に伺いました。 



丁寧に作られた庭を抜け玄関に入る。
 
大谷石の床が、品の良い感触を足からも伝えてくる。
壁は、土が塗られて木造建築の奥ゆかしさを、空気の質とともに香るように感じる。
水楢の床や、栗の窓材など、奇をてらうことないプリミティブな素材の良さが嬉しく感じ、質の良い音楽のように余計なものはいらないと思うほど、深く心が満たされた。

窓というものは、不思議だ。
意識をすれば、いたるところに存在している。
今まで、実にいい窓をたくさん見る機会に恵まれていた。
それは、本当にたくさんの要素が重なって、まるで奇跡のように完全に美しく。
そこに、心が満たされる。




Shoe cabinet / nara soap finish / rattan

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06.21 Sun

今週も お店オープンしています。
金、土、日 11:00~17:00 となります。

今日、21(日)は、夕方から家具の納品を予定しており、
お店の営業を時間は15:00までとさせて頂きます。



下駄箱の納品です。


Shoe cabinet / nara soap finish / rattan

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Shoe cabinet / nara soap finish / rattan




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06.18 Thu
今週は現場での施工が続きます。
豊田市まで、取り付けに伺いました。


工房を連続で開けることはめずらしく、家具の製作も進めたいところですが、
納品や現場取り付けも一連の仕事であります。



チェリーの建具と下駄箱です。










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チェリーと真鍮の手かけ。


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チェリーの框建具。
リビングから見る。

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下駄箱の上で、照明スタンドが使えるように、
壁面にはコンセントが設けてあります。


いい雰囲気になりそう。
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06.17 Wed
2日目。
松原さん設計の新築現場です。
昨日は現場にサーキュレーターを持ち込み、換気と暑さ対策もバッチリでした。

引き出しの微調節や引き戸の付きなども、スムーズに終えることができ、気持ちの良い施工ができました。
キッチンとは別に作り付けのソファも工務店の倉田さんの協力のもと、施工させて頂きました。
松原さんとクライアントさんと、ソファに座りしみじみと。


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1mmぐらいの白のシールで収めました。
シールも目立たなく品良く見えるように施工しました。


脚のあるキッチンをリクエスト頂き始まったキッチン製作。
丸い手掛けも、空間の雰囲気に似合っていました。
籐の引き違い収納があるのも特徴ですが、存在としてとてもいいなと思ったのは、窓下の吊棚です。

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明るくて清潔感を感じます。
白の普通のタイルが、とても似合っていました。
ステンレス天板との収まりも、タイル目地で収めて頂き、ステンレスとタイルの相性を再確認。

ツヤのある普通の白のタイルは清潔感がすごい。
タイル目地の汚れなどは専用の掃除をしていけば良いですし、それよりもキッチンと愛らしく付き合っていけるかどうかのほうが、生活の価値は大きく感じます。

やはり良いものは良いです。

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脚の縦框に、インセットで引き出しは収めています。
本体も無垢材で作っていますので、かわいい顔していますが、中からしっかりと強いものであります。

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窓の収まりも良く、立ち上がりもチェリー。
電球のパッケージが、ここに物を置く楽しそうな生活のイメージを予感させていました。


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椅子の上に立たないと天板上は見ることができませんが、
こんな風に綺麗に仕上がっていることは、嬉しいものですね。

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