06.05 Thu
Yチェアにしろすばらしい名作の椅子は、結果的にいったい何人の人に仕事を与えてきたのだろうか。
使う人を幸せにし、つくるひとに仕事を与える。
あの人がいたからこそ、あの椅子が生まれ、そして今も、美しい仕事として存在している。
人がいる限り、永遠続いていくのだろう。


ぼくのオリジナルといえば その時々のぼくの心情がそのまま形になっている。

01chair
ストイックである。禁欲的な椅子。




一番長く使い続けている椅子であり、自宅でも使っている。
04table.jpg
籘で編み込んだ座面と背面を持つ04chairは、素朴で温かい。
職人の手仕事による丁寧な籘編みは美しく上品である。

いい椅子だから、これからもずっと残っていくだろう。



さて、これからだが、
今までいまいち作る気になれなかった、気持ちが入らなかったアームチェア。
アームチェアはなんどとなく作ったけど、どれもオリジナルと言えるものではなく、完成された04チェアのアームタイプだったり、自発的な初期衝動がないだけにオリジナルとは言えるものではない。


先日、75mmのテーブルにする材を並べていた時に、ふと思った。

新しい椅子を無性に作りたくなった。











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