kitchen / kurumi oil finish + sus

ようやくキッチンの仕上げに伺いました。少し前に取り付けしたアイランドタイプのキッチンです。
ステンレス3mm厚の天板はシンク一体成型。いつものように全部特注です。緻密な気配りも普通にできるようになった分、質や雰囲気に時間に使えるので長くやり続け極めていくことは、いいもんです。
コンセントは真鍮製でこれも製作したものです。
コンセントもいい位置だなあ、、、
テーブルが隙間なくくっつくように気を配った広めの上の框も、愛くるしく感じました。
混合水洗は、僕はもうこれしか使わなくなってしまいましたが、グローエのミンタ。機能的で小ぶりで品を感じてからは、他を探さなくなりました。
僕の考える物作りは、よく考えてちゃんと作るという感じ。
クライアントにじっくり向き合う時間を頂いているし、それができるのも暮らしが好きだから。
一応家具の完成が一旦のゴールなのかもしれないけど、いやいやここからが始まり。
自分だったら、ここから始まる時間が豊かなものになってほしいから。

食洗機もいつものようにミーレ。永く使うように設計されたこのドイツ家電はタフだしちょうどいい。
今回は初めて採用した下から自動で上がってくる換気扇。
クライアントのご要望であったけど勉強になりました。

そしてオリジナルのコンフォートソファ。ホント長く作り続けているこのソファは暮らしのある部分のポイントを形にしたソファだから、たくさんの人に愛されていて、もう僕が生み出したっていう過去は懐かしくもなく、日常にある温かいの家庭料理のよう。料理人が丁寧に作り続けているような感じになっている。
これはいいよって送り出せるんですよね。

昨日はのぞみさんと、大きなカウンターの移動仕事。なんか、すごく良かったんですよね。10年以上前に作ったカウンターが愛されていて、クライアントの人柄っていうのかなんか、予想できない移設は手間のかかる仕事だけど、ホント頑張って良かった。
今日はおっくんと3人でまたまた現場。
おっくんも僕と一緒にいろんなものを見て経験しているんですよね。
作るっていうことの意味の大切さや、人の気持ちに寄り添える優しくて強い作り手に育って欲しいな。
午後には工房に戻り、テーブルとスツールとカウンター製作の続き。
午前中空けてた工房が思いの外寒くて、やっぱ陽だまり欲しいわ。
来週も現場が続きますが、楽しんでいけるといいな。