08.13 Thu
ソファ納品、無事完了しました。

クライアントの Iさん ご夫婦もお手伝いをして下さり、大きなソファをリビングの窓からスムーズに搬入することが出来ました。


搬入し設置する際に、想定している以上に配置をトライしなら、
家具の配置が決まった瞬間は、リビングの(住まいの)完成でもあり、建物と家具がフィットし、暮らしがスムーズにそして生き生きと回りはじめます。


建築と家具の共鳴がすごい。


玄昌石の床と、松や杉の針葉樹の家具がとってもいいバランスで空間を作っていました。






新しく届けたソファは、2600mmある大きさで、ナラ無垢の質量もしっかり重くありますが、
空間にはちょうど良い重しとなりました。
素材のナラ材も素朴で力強い、媚びない顔をしているので玄昌石とベストマッチな納得の広葉樹。




2020081202.jpg



素材や物が流行りとは違う視点で集まっている。
レーモンドのコーヒーテーブルや吉村順三のデスクなどをアカデミックな立場で探求し
縁あって手にしたクライアント。
ルーツとなる原風景がまさかのレーモンド建築だったことを教えてくれました。









2020081203.jpg

I house wood sofa w2600
nara soap finish / belrium linen


オーダーメイドのご相談をお受けする時は、話をお聞きすることから始めます。
クライアントの無意識の希望や要望が、お話をしている中で、なんとなくみえてくるからです。
そこが面白いところです。

考えて作る。考えたものを作ったら、やっぱり激しく重たかった。笑 
あたたかいとか、寂しいとか、たくましいとか、懐かしいとか、なんだかよくわからない感覚が人にはあって、
生身で生きているからこそ、感覚は自由でいつも懐かしい。

ノスタルジーであり、未来への希望でもある。
そんな家具をいつも夢見ている。
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