家具のデザイン(創作)を、物のデザインというよりも、事のデザインだと思っている。
未来(新しく)の家具を想像するとき、日常の考察なしでいきなり生んだどしても不必要なものになってしまう。
人の動きや心に求められていないから。


2本脚の長台。
長台の活用方法は多様である。
存在感のあるせいか、空間を仕切るように置くロビーのベンチとして求めて頂いたこともある。
読みたい本や好きなインテリアを置くリビングの飾り台に使用しても良い。
リビングの正面になるテレビ台として使って頂いているクライアントの、この台の使い方はとての素敵である。
どんな風に使っても、このナチュラルでボリュームのある木の存在感が、日常をいい雰囲気にしてくれる。