08.01 Sun
何かのきっかけでどうしても気になるという方が、全国から、はるばる名古屋まで来てくださったり、相談を頂いたりと、クライアント1人1人にちゃんと向き合って期待に応えていきたいと思っている。

僕の工房と家具は、生きてきた歩みそのものである。


長いおつきあいのクライアントも多く、もう20年以上になる方や10年以上のクライアントとも、気軽にいまでも相談に来てくれることが、僕の一番の財産でもある。

その時々、その人に一生懸命努める。

年を重ねながら、暮らしというベースであるなんとも不思議なキャンバスに、美しく心が明るくなるように、
みなの気持ちを良くしていきたい。

そして、年を重ねながら、いつでも会えるように、常に家具作りをしていたいと思う。




今、製作中のテーブルのクライアントは、東京にお住まい。
お店にも来て下さり、その後はメールでの打ち合わせをしながら、家具を作っている。
今年、建設中の住まいに2回伺い下駄箱と洗面台を納品。

そして、今向き合っている水楢の耳付きのダイニングテーブル。
下記は、クライアントにメールした内容そのまま。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

テーブルの全体が見えてまいりました。
脚の仮組みをし、天板と合わせた写真です。

とても良い感じになっております。厚みが贅沢に感じます。

脚はこのままストレート(まっすぐ)なままが、良さそうだと感じました。
日本的でモダンにまとまりそうですので。

全体の長さは 2800mmに整えました。
下の写真は2900mmですが、使い勝手とバランスを検討しました。

2021073104.jpg
2021073001.jpg




2枚の大きな板が、並んでいます。
この2枚を3mm〜4mm程度の隙間を設けたいと思っております。
2800mmのライン(隙間)に真鍮の3mmのフラットバーを入れるのも検討しましたが、隙間の方が風格を感じました。
2枚の板を付けるのも、これも雰囲気が下がりました。
大きな板2枚が、並んでいる。この板のテーブルの特徴だと言えます。

ーーー

3mm隙間に
サネを入れるか、入れないかを悩んでおります。
隙間であれば細かなゴミは床に落ちます。

脚もしっかりと形になり、さらに全体が見えてきましたら、そういった詳細を再検討させて頂きますので、
現状の報告とさせて頂きます。

6脚の椅子が、ちょうどほど良い距離で配置できました。
脚もじゃまにならない配置になりました。


とても雰囲気がり、機能的でもあるテーブルになりそうですので、楽しみにお待ち下さいませ。
trackback (0) | comment(-) factory

trackback

この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック