Round table
まもなく納品の水楢の円卓。
我が家でも使っている直径1200mmの円卓。
使いやすいのはもちろんのことですが、食事に限らず円卓を囲むことに豊かさを感じ続けています。
大きな四角いテーブルも、楕円形のテーブルも、それぞれ「なんかいいな」という嬉しい気持ちになれるようなテーブルを目指しています。
円形が一番ということではなく、
このテーブルを見た瞬間にぐっととくるだけの心の準備が出来ていた、ということになります。


もちろん機能的にそして贅沢に作っていますが、寸法や形状とは違う、
「素材の豊かさ」がベースとなって、それを喜びながら作れてしまう家具でもあります。
触れて感じる部分を大切に思い仕上げた家具は、料理でいったら良い食材を愛情をかけて調理した
とっておきの一品といった感じなんだと思います。
僕には、熟成しつづけるとっておきのソースや進化し続けるレシピがあるのです。
家具に夢中になって30年作り続けてきた(経営でなく製作)からこその、体に染み込んでいるリズムであり、
「物づくり愛」というタイトルの歌であります。

これからも、魂を込めて歌い続け、魂を込め作り続けてまいります。