02.08 Wed
左の木 イタヤカエデ
円卓を作ります。

カエデは濃淡や光沢のハーモニーが美しい。そう感じられるような家具にできるようにカエデの板を吟味して仕入れました。
カエデもいろいろ表情があって、そう感じないような木目もあるし、木の素の良さが生かされた家具は木工技術だけではどうしても作れない部分であって、そこはいろんな見極めが必要である。
そういった部分も含め、家具職人でありたい。
カエデは独立した当時、その材料を前にすると他の木よりも神聖な気持ちになっていたなあ。
今でもだけど、いい家具になるよう願いながら取り組んでいる。


右の木 チーク
ダイニングテーブル用に木取りをし、天板には使わない部分。
天板の部分には、最高の部分を取るのだけれど、そもそも全て美しいわけで、うまく生かせるかどうかである。
つくづくそう思うのである。
自分自身もそうだけど経験も命も生かしていくことの堂々とした潔さに感動をしてしまう。


2023020805.jpg


自分を何かに合わせて薄めるのではなくて、
ハーモニーを奏でていけるようなオリジナルの音色を極めていけたらと思っている。
静かに磨き続けたいし、むしろ独り言のように静かに内に入って深く清めていくようなことのように感じているから、
大勢で同時にやることではないから静かにいたい。
trackback (0) | comment(-) factory

trackback

この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック