02.10 Fri
dining table / black chestnut

いよいよ黒染めに入ります。

栗の木肌を丁寧に仕上げた状態。

ここから、黒く染めていきます。

ちなみに
オイルフィニッシュ仕上げの場合は、
天然オイルを塗り、蜜蝋ワックスにて仕上げていく。

ソープフィニッシュ仕上げの場合は、
浸透性の高い石鹸水を塗り、その後感触を確かめ少し木肌を調節し、石鹸成分をより深く浸透させるための専用のアルコールを塗ります。


黒染めは、独特の風合いを確立すべく試行錯誤の結果、
下地から含め、塗布作業は5工程ほど。

ウレタンやラッカー塗装とは違い、生地の仕上げの状態や染めぐらいを確認しながら、加減をしています。
それでも素晴らしい質感になるために、いろいろと手間がかかるといった感じです。

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この栗の存在を、
あえて黒く染めるだけのものである必要が、僕にはとてもとても大切なことでなのです。


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