03.15 Wed

Teak Precious Dining table

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Teak Precious Dining table


形が見えてきて、細部の決断がひっきりなし、削っては見極めて。
じわじわと緊張感が高まっていきながら、「よし」と解放されて、「さあ」と次の部分に移っていく。
「うわ〜」いよいよ大事なとこにきた。いや、今までも決して楽ではなかった。
包容力のある大きな木を見つけにいく日々も数ヶ月にわたった。工房にやってきたその木を何度もひっくり返し長さを切る「一手」のためだけに3日かかった。いやもっとだ。板と出会った時点で、もうイメージはして現実的にこの部分で作れば最適というのは判断していたものの実物と対話が始まると、見えていなかったことがたくさん見えてきて、それはまさに対話が始まったのである。
でも、大変さがなくては良いものはできないと思っている。経験として染み込んでいるのかもしれないが僕の場合は絶対にそうである。悩んで悩んで、なんで悩むかっていうと最高の判断をしなくてはいけないから。納得という答えを自分の中に落ちるまで、とにかく何度も何度も木と対話する。
この段階になると、もう、知らない相手ではない。そういう緊張はなくて、、、。
美しいと思える気持ちで向き合うその心。あえて言うならば最後は感謝の気持ちに包まれていくかである。
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