09.30 Sat
松原さんの設計住宅

壁面側のキッチンの引き出しの仕込みが完了しました。
面材は、ナラ材。
このところ材料代の値上がりがとくに大きいナラ材。

無垢材で作る場合、木の伸縮や反りを抑えながらの構造となるが、デザインを優先できないところが、テーマでもある。理にかなった構造と扉の新しさを、模索する日々である。
気がつくと木の伸縮や反りなどの現象や、木の魅力である美しさや肌触り、そういったことを全てを木の個性として、全てを受け入れていくそんな日々は、気がつくと30年になる。

正直、驚く。
あの日から30年。娘も大学受験する年齢なわけである。

考え、感じる日々。
視覚や触覚や聴覚、そして臭覚にまで至る。

来年の春を目標に作品展を予定している。
その一環で生まれた扉がある。
実は先日、そのチェストは完成した。
仕事の時間とは違う中で、長い時間の気づきや希望を込めたものだ。

原点回帰している部分があったり、それでも30年前には決してできなかったことが込められたチェストである。
春を目標に、しっかりした作品展でお披露目したいと思っている。

このキッチンの面材に採用した構造は、そのチェストの扉で確立した構造である。
構造でいえば、一見なんでもないが、その雰囲気を作るルールはしっかりあって、方法ではなくそれは絵心のようなものがベースとなっているのだ。





もみの木の引き出しは、オランダ製の信頼のスライドレールで仕込んでいる。

いよいよ面材であるナラの扉の組み立てとなり、まだまだ、完成までは日がいる。


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