Living chest / blackwalunt oilfinsh
ほぼ形になったリビングチェスト。ブラックウォールナットの杢が美しくでた扉になりました。結果的に満足いくものになりましたが、なかなかどれも良すぎて、決断に困った数日もありましたが、最終的には唯一無二の納得ができて良かったです。
シンプルなものは、なにかと余計にいろいろむずかしく、形を作ればいいということではなく、グッとくるものになるかの差は、ちょっとした差なのかもしれませんが、毎回簡単なことではないんですよね。ちゃんと必ず問われる。まあとことん真剣なわけですが、ここ最近は肩の力を抜いて前にたつようにしております。力んでもはね返されちゃいますしね、「こんにちは、よろしくね。良いとこも悪いところも全部君なんだから、そんな君を尊重したいんだよ、ぼくにちょっとだけヒントをくれないかい？」と。
決まってしまえば、あたりまえのような自然さで、どうやったってこれしか考えられないというぐらいに、自分の好みとかそういう私的な世界とは違った、自然の美しさに感動をしているといったところです。
だから「教えてくれてありがとう」と思えますよね。
鉄脚は、無垢の円柱です。つまみも同素材で、ロウとワックスでフィニッシュしました。リビングに、雑多なものを備る気に入った収納があるとうれしいものです。