01.10 Fri
昨晩は、大工と打ち合わせをしました。
昼間の製作仕事が終わってから、夜の打ち合わせでした。

去年末に、クライントご家族を連れて、Oさん宅へご案内させて頂きました。
Oさんは、家具とリフォームをさせて頂いたクライアント。

リフォームをされるということで、キッチンや家具などを相談をお受けしています。
窓や建具やいろいろと作ることができますが、本当に必要なことを見つけるために、時間をかけ打ち合わせをしてきました。

人生が開いていくような、そんな気持ちはどこから生まれてくるのか、なんとなく感じるこの頃。
旅行や特別なとき以上に、日常の日々に、情緒や美しい気持ちを持てたなら、人生は確かだなと確信するこの頃。

暮らしの道具として、キッチンや洗面台の価値は大きく、人に見せるものではなく、自分が使うものだからこそ、自分の身となり心になっていくのかと。



そして今日も昼間の作業にきりをつけ、夕方から、採寸打ち合わせに出ました。

大川さんの住まいに伺いました。
「いいものはいい、本当にいいから、また頼みたくなる」と言ってくださった奥さんの言葉が嬉しくて。
考えて家具を作るということは、人生の毎日の環境作りでもあり、いつも責任を感じています。
何を作るのかじっくり大切に考えたいと思います。


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到着した時間の夕日が素敵。

夕日を受けるナラ天板は、虎斑がやさしく浮かび上がっていました。

木も籐も飴色に少し変化し、化粧をしていない素材が、空気と太陽によって、とてもいい雰囲気になっていました。

キッチンには段差のある棚を作りました。この段のあるキッチンはお店に展示して使っているキッチンと同じく、とても嬉しい段違い棚として使われていました。

キッチンの背面にあるカップボード、3本引きの引き違い戸。使い心地や使いやすさ、そして経年変化や手入れの楽しさ、大きさや重さ、キッチン収納との相性やバランス、とにかくいつも考えてぬいています。

帰りぎわに窓のブラインド越しに見えた洗面室。


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