今年は、少し冬が遅い。
寒さを実感することなく12月に入った。
この時期はこんな感じだっていうのを、自分の日記を見て確認したりする。
今年はの夏は特別に忙しかった。
長女が美大を目指し受験をしたからだ。
高校一年生の頃からその動きは始まり、
東京、京都、浜松、名古屋の美大の卒業展を、見に行っては自分の好きを見つけていた。
親としては、地元の名古屋だと離れることがないから寂しくない。
そして、高校の3年間はあっという間に過ぎ、たくさんの作品や学生を見て、
名古屋を出て、東京の美大を目指したいと本人が決めた。
武蔵野美術大学である。
美術高校での課題(平面構成や色彩構成やデッザンなど)以外の自主製作作品を持って
面接に挑むという自己推薦型の受験であった。
2年の春ごろから、自主的に建築のコンペや家具のコンペなどに応募した作品や、高校の卒業作品も含め、
8点ほどをポートフォリオにまとめたのだ。
カメラの使い方やパソコンでの編集の仕方など、技術的なことを教えることはできるけど、今までもたまに自然にしていたことだけど、やっぱり一番は本人の力や魅力にかかっている。
長女が作品作りをする中で、相談を受けながら、物作りのことをあらためて面白いと思ったし、
感性の世界だなっと実感したわけだ。
本当に驚いたのは、高校3年生というのは、伸びしろがすごいということ。
しっかり考えられるだけの循環がすごい。
ぐんぐん吸収し枝がどんどん伸びる。その伸びている様が見えるんじゃないかっていうほどだ。
お世話になった先生が素晴らしい人であった。
僕は本当にそう思っている。
その先生が最初に長女に話した内容がとても好きである。
昔の美大を目指す人はものすごくカッコよかったんだ。
何浪しても何浪しても、何度も目指し、そのうちに現役生の何十倍もスキルがアップして、、、。
就職のためでなくって、作りたいものがあるから、描きたいものがあるから、やるんだよ。
僕はその先生が好きである。
そしてもう12月である。
結果はどうあれ、夢を持って目指すことは素晴らしい。