holly's miyazima diary

仮組をしたソファの木枠。




骨格に肉付けされて、座りやすいソファになっていきます。

wide rattan chest / Teak oil finish




オイルを塗り終えたチークのチェスト。
ラタンの編みのちょうど良い繊細さとチークの朗らかな存在感との相性が、すごく良いと感じています。

目指す仕上げにもよりますが、今回もチーク材には荏油でオイルフィッシュしました。

同じ樹種でも、仕上げの具合も毎回検討しその家具にベストなことをしたいと判断しています。

パターンを決めてしまえば簡単ですが。

三重県まで打ち合わせに伺いました。

工務店さんの事務所の犬




リフォームをされるOさんとは、半年あまり、何ができるか打ち合わせを進めてきました。
無駄にできる予算はもちろんありません。
経験に基づいたアイデアで夢を現実にしていく仕事ですね。

家具仕事で行うと良いことはしっかりあります。
とはいえ、家具仕事でなく大工仕事で行うほうが良いこともあります。
これからの暮らしのために、楽しく心地よくなるようにしたいと考えております。

暮らしを整えたい。

床のワックスもお正月休みの間に乾燥し、とても綺麗になりました。

床を見て、今年も頑張ろー。というかよろしくお願いします。

さてさて、今年も年内最後の仕事の大掃除の日となりました。
恒例の床のワックスがけ。

松の木の床は、僕がこの場に来る前に、２０年ぐらい使われて床です。
傷も汚れもしっかりついていましたが、へんな塗装をしていない床でした。

その当時、かさかさになっていた松の床。ボロボロと思う人もいそうなコンディションでした。

ある程度洗ったり整え、洗いざらしの床で使うことも考えましたが、
丁寧に毎年ワックスを塗りながら使って混んでいく土足の床に、
憧れと必要性を感じていましたので、土足用にオイルフィニッシュの床といくことを選んだのですね。

（その後、素足にはソープフィニッシュという選択をしていく）


今ではすっかりオイルがしっかり入った松の床に育ちました。
その松の美しさと味わいに感謝する日々です。


今年も一年、お世話になりました。


家具用にオイルとワックスをブレンドしたもので塗り込みます。




ひざにウエス。靴にも軍手。





来年の作品展の先頭をいく新しいワイドチェスト。
他の作品と一体になり、作品展を開催する。





松の床におちる日だまりは、あたたかさと柔らかさがちょうど良い。

自然と仲良い素敵。
なにげない素敵。




質の良いものを気張らずに。

生きているって、光がええのー。

フレームが出来上がり、クッションや革の縫製を待つラウンジチェア。
ナラ材のソープフィニッシュ木肌は、とても白い。
その白さは表面の石鹸らしい白さで、触り心地もそうである。
使っていくと、表面の石鹸はほどよくなくなり、ナラ本来の木肌がやけて小麦色に変化していく。
オイルフィニッシュの色味とは違う、素材の本来の色味であり、自然なのである。

そういった差は、確実にあって、どちらも素晴らしい。
違いを楽しめるほうが、豊かである。

素材だけで勝負できるほどの美しさがあると知れば知るほどさらに可能性を広げる。
しっかり現象としてリターンもあって、その経験はとても多く深いのだけど、
だから何？ってなるのだけど、

たった一言で言うならば、

「なんか気持ちいいね」と言ってしまう。

便利だね。でなくて。

お菓子を頂きました。

美味しく頂きました！




もう年末、早いなあ。

今日は、今年最後のお店の営業日。
来週には大掃除。







朝。季節ごとの日の入り方も、すっかり知っている。











今日はソファの納品がありました。

メリークリスマス

ずっしりしたケヤキの塊。厚みは１３０mm。


ひとつの脚にしていきます。




木作りを進めて、良くも悪くも扱いやすくなった。

岩のようだったからね。

チークのチェスト。

天板と底板が２枚並ぶ。




本当に素晴らしい質のチーク材です。